時を駆けるVRモール! ITデジャヴュ再び。

WWCITYなるモールがオープンしました。そのコンセプトを聞いて驚け!

  • 「リアル」を追求することに拘り、最終的には「生活」できるような「環境」を目指す
とのことです。
仕立ては、モールを3Dの町並みとして表現、店に入るようにショップにエントリーし、「ショッピングの楽しみ」を無機質なECサイトに持ち込むということのようです。
聞いた瞬間に「VRML」を想起してしまう人は、インターネット旧石器人ですね (w
インターネット黎明期、やはりバーチャルが目指すはリアルの完全模倣だ、モールだって情報だってミツバチだって、みんなみんな3Dでしょ、ということで、既存技術を最大利用するWEB思想に基づき、OpenInentorベースで3D記述言語VRMLが生み出されました。
しかしほどなく、
  • オーサリングの手間がかかりすぎ
  • ネットおよびクライアント処理能力が低すぎ
という技術的な問題、そしてより本質的な
  • バーチャルにはバーチャルとしての利点があり、リアルの物理的制約を持ち込むのは不毛
というまっとうな理解に達して廃れたのでした。
しかし無垢な素人さんによって、追体験が可能となったわけです。
# ちなみに企画・作成者たち、町並みを作るのにCADを使ったことが画期的と信じているようで、痛々しい ...
それでも、今度こそブレークする可能姓はゼロではないですね。
キーはやはりSecondLifeでしょう。増加する一方のネット症候群患者が、3Dモールをいまこそ支持するかもしれません。技術的問題はとっくにクリアーされましたし。
素人の蛮勇こそ時代を切り開く、ことを目撃できれば、ちょっと嬉しかったりしますね。

http://www.wwcity.co.jp/index.asp