狼少女がキタ〜

と思ったら勘違いでした。
いかにも旧マスコミ受けする話題ですが、カンボジア北東部のラタナキリ州で、19年前に行方不明になった少女が保護されたという件です。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200701190017.html
「言葉が通じない」「裸だった」とか、父親の「かがんで歩く様がサルのようで、骨と皮しかない。目はトラのように赤い」という証言から、ありがちな「狼少年」もの、野生動物あるいは家畜に人間の子供が育てられていたという路線と、当初は錯覚してました。
ちなみに狼以外にも豹・熊・羊・豚とさまざまな里親の例が歴史上報告されている中で、一番信憑性が高いのは、1920年にインドで保護された狼少女「アマラとカマラ」らしいですね。
ただこの二人も、「狼に育てられていた」というのは脚色のようです。
結局、殆どは生来の障害があって遺棄されたか、あるいは情操的にあまりにも劣悪な状況で育てられたかで、言語を解さなかったり異常な行動をとるとの由。
このカンボジアの少女も、「腹をたたいて空腹を示す」そうですから、言葉は使えなくとも、ヒトとの関わりがある中で育っていたと考えられます。ポルポト残党に奴隷にされていたのでしょうか ...