癒しロボット「ハロ」じゃなかった「パロ」につくば市が購入補助金

通産省機械技術研究所時代から数えて14〜5年の歴史となる「人と共生するロボット」研究から生まれた、タテゴトアザラシ型ロボット「パロ」の購入費を半額の17万5千円、市が負担するそうです。ただし対象は高齢者向け医療施設。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070325-00000012-mai-soci
別に二足歩行するとか対戦格闘できるとかでもなく、ジタバタする程度のオモチャで元値35万というのはそもそも高い印象を受けますが、なにしろ前述の期間、良く言えば基礎研究、悪く言えば公的研究施設らしいコスト感覚に欠けた場当たり的トライを繰り返してきた、その数十億の費用がのしかかっているわけで、そこを考慮すると一応お勉強価格のようです。
フィールドテストでは今まで一定の効果を上げているようですが、客観的に見ると商品センスのない研究者の試作品の域を未だ出ていません (w
着ぐるみ部分の作りこみの多さに縫いぐるみ業者が驚いたという話が伝わってますが、それを褒め言葉と受け取っているようではダメですね。 特徴を押さえ、かつ可愛さも出すようなフォルムは製作的にも簡便な方向になるわけで、現状は凸凹で稚拙な仕上がりです。顔も素人が可愛さを出そうとするあまり、リカちゃん路線でいまいち。まぁちょっとボケちゃった人にはわかりやすくていいのかも知れませんが (w
現在、製作・販売は民間企業に委託されているようですが、そうではなくて、感情アルゴリズムや触感センサーなどの基礎技術を民間に公開し、製品化自体を自由に任せればいいのです。
そうすれば、あっという間に、お手盛り購入補助金など必要なくなることでしょう。