羊頭ロングテール?

ロングテール」提唱の原典として引かれたamazonの収益モデル、その後パレートの法則が逆転するという主張からトーンダウンし、比率のデータが改訂されるという、キナ臭い展開をしています。
にも関わらず、半分都市伝説化して誇大広告的な流布が続いていたのですが、ようやく財務面からの分析を行う方が現れました。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/net/economy/060907_amazon/
所詮通常の小売業に過ぎないamazonと、テラ銭かせぎのe-bay、googleを比較している点は多少アレですが、能天気なWEB2.0煽りに比べれば遥かにマトモです。
しかし、安易なロングテール狙いを諌める結論は正しいものの、領域寡占でないとニッチに過ぎないというのはちょっと違うような。
規模の限界が地理的限界とイコールであったことをnetが乗り越え、カテゴリーニッチが収益ニッチでなくなるという図式はしっかり存在していると思うのですが。